2023年度多文化関係学会北海道?東北地区研究会開催に関するご案内

2023年度多文化関係学会北海道?東北地区研究会開催に関するご案内

●日時:2023年10月7日(土)14時-16時
(講演80分、休息10分、質疑応答20~30分)
●開催方式:ハイフレックス型(対面+Zoom:北海商科大学2号館2305教室)
●題名:戦後韓国における政治文化と政治体制:日本との比較を中心に
●講師:崔 碩鎭 氏(北海道大学公共政策大学院付属公共政策学研究センター研究員、本学非常勤講師)
●司会、企画:李 鳳(多文化関係学会北海道?東北地区委員長、本学准教授)

非会員の方も歓迎いたします。関心をお持ちの方がおられましたら、ご参加ください。
こちらのフォームより9月30日(土)までにお申し込みください。

https://forms.gle/VFrqiW9LsCKbfVCF9

(申込者には、前日までにZoomのURLをメールでご案内いたします)

※カメラオンでのご参加をお願いする可能性があります。差し支えのない範囲で、お願いできましたら幸いです。

問い合わせ先:李 鳳 b.lee<AT>hokkai.ac.jp <AT>を@にしてください。
以上、皆様のご参加をスタッフ一同お待ちしております。

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【内容】
政治文化とは、諸説ありますが、政治体制の背後にあって、その体制を支えるものと定義することができます。また政治文化が異なれば、類似した憲法体系や政治機構であっても、その機能や安定性が違ってくるとされています。日本と韓国では政治制度の導入過程や形式的な制度設計など、類似した点が多く見られます。しかし戦後日本では、激しい政治的な対立はあったものの、韓国のような憲政中断や劇的な政治変動が起こっておらず、比較的に安定的な体制で制度化が進んでいると評価されています。
本報告では、このような日韓の異なる政治状況について、政治文化の相違を手掛かりに、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。とくに戦後韓国における政治文化の形成過程に大きな影響を及ぼしたとされる、植民地経験や分断、朝鮮戦争など、韓国特有の歴史的経験がいかに社会の分断をもたらしたかに注目したいと思います。

【講師】
崔碩鎭(Choi Seokjin)

韓国ソウル出身で、約10年間市民社会団体のスタッフとして活動しました。2008年に日本に留学、北海道大学法学研究科で修士と博士学位を取得し同大学での助教を経て、現在、同大学公共政策大学院付属公共政策学研究センターで研究員として研究に従事しています。研究分野は比較政治であり、ポピュリズムや政治体制、選挙制度、地方政治などに研究関心があります。